
【連載:THE DAY】vol.40-LAUGH
post date:2018.05.08
『パッチ・アダムス』
この映画に出会って、
私の将来の夢はお笑い芸人になった。
それまで、ジブリやディズニー、ドラえもんなどの子供に優しい映画しか観たことがなかったのに、
なぜパッチ・アダムスを観ようと思ったのか、今でもよく覚えていない。
ただ、一緒に観に行ったのがおばあちゃんだったことはよく覚えている。
そして、映画館で3回ほど観たのも覚えている。
それくらい当時の私にとって、目に焼き付けておきたい映画だったんだと思う。
このパッチアダムス、内容は言わないけれど、実在する人物のお話。
昔、クラスメイトのO君(お茶屋さんの息子)が、
お茶と笑いは人間の一番の薬だって大声で言っていたけど。
パッチも同じように考えて、ユーモアで人の痛みを和らげようとする人。
そんな彼のシンプルなアイデアや、シンプルな考え方は、小学生の私にはとっても理解できるのに、
映画の中の数々の困難は、子供心にとっても悔しかった。なんだよ!大人っていじわるだな!ってね。
そして、3度目のパッチを観終わった後に、私はお笑い芸人になろうと決心していた。
もちろん、人を笑わせることが大好きだったし、自分はそこそこ面白い人間だって勝手に思い込んでいたし(笑)
恋ができなくても、人を笑わせるくらい変な顔をしてる方が好き!って当時は思っていたし。
(今思うと芸人になったからって恋ができないのは偏見で、ただ、好きな人にはあまり見せたくない姿だったのかも。)
そこから相方見つけて(大親友に無理やり相方になってもらったよ)、うちにお泊りした日は二人して全力でネタ作り。
ネタ帳にも得意のものまねから、考えたコントから色々集まって。なぜか太田プロに絶対行くんだと新聞のオーディション記事切り取って、いつ行こうか考えてた。
でもね、ドイツに引越しが決まって、恋に目覚めてからはパタリと恋のことしか考えなくなった。
当時の刈り上げみたいなヘアスタイルから、髪も伸ばしちゃって。お化粧も覚えて。
少し背伸びをしたみたい。
そんなこんなでそれから何十年?20年近く。
あの頃、お笑い芸人になって私がしたかったことは、笑いや笑顔で人を救うということ。
そして、その後の将来の夢にもかならず目標はいつもそこにあって。
今しているこの絵のお仕事も、愛とか人に向かう気持ちや喜びがテーマ。
そんな風にして、過去の自分から現在の私に繋がれてきたバトンが、今やっとこうして形になっていると思うと、パッチ・アダムスという映画は、間違いなく私の人生を変えたとても大きな作品です。
是非みなさんにも観てほしいな。
そして、一見、「綺麗事だ!」「馬鹿げてる!」なんて言われがちなことにこそ、
人々が豊かな気持ちで暮らせるヒントが隠されているのかもしれないって信じてる。
今日はここまで、南の方は梅雨入りしたみたい!
雨や肌寒さで少しげんなりするけど、みなさんらしくお元気で!
愛を込めて、
AYAKA FUKANO

AYAKA FUKANO(絵描き) 東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。 幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。 instagram:ayahundred |
Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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