
【連載:THE DAY】vol.27-A LOVE STORY
post date:2017.10.18
みなさん、こんにちは。
秋がきたー!なんて言っていたのもつかの間。
もう私はコートを引っ張りだし、冬の装いです。
人肌が恋しくなるこの季節。
みなさんは、恋をしていますか?
今日は私の両親の恋の話。
私の両親は東京ではなく、田舎で育ちました。
ある日、そんな田舎のおもちゃ屋さんで働く父を見かけた母は、
一目惚れ。その時のことを彼女は、こう言います。
【あの時ね、もうこの人と将来結婚するんだって思ったの。】
聖子ちゃんよりだいぶ先にビビビときていたそう。
そこからは決して簡単じゃありませんでした。
それでも母のアタックが決まったそうで、二人はおつきあいをすることに。
結婚の挨拶をするも、厳格な祖父から、映画のような
【出直してこい!】をくらい、そこから遠距離になって5年。
二人をつないだのは、今あるような携帯のメールでも、画像でもなく。
お手紙。
書いた時の気持ちは、届く頃にはまた変わっていたりして。
読んでくれる姿を想像することしかできないし、
今みたいに読んだらすぐに返事がくるわけじゃない。
そんな2人の間を行き来した手紙たちは、
あっという間に二人の離れた距離分になったことでしょう。
そんな時代。
実は、過去に家族で引っ越しをした際に、
私はそのお手紙を見つけてしまい、荷造りのフリをして、
部屋で読み漁りました。
15歳くらいの時でしょうか。
母が自分と同じように誰かに恋をしているお手紙。
あれもこれもと書きたくなって、まとまりがなくなったお手紙。
レコード型やハート形の変形すぎるお手紙。
ある時は手編みのセーターと一緒に送り。
母が送った手紙が残っているということは、
父が大事にとっていたのでしょう。
そこから何十年。
今は孫もいておじいちゃんとおばあちゃんになりました。
大きな喧嘩も何度も見てきたけれど、二人が改めて手を取り合いながら、
第2の人生を歩もうとしている姿が、とても美しく見えます。
肌寒いそんな時期に2人の恋のはなしをふと思い出したのです。
そして、胸が暖かくなったのです。
だから、ちょこっとおすそ分け。
みなさんも素敵な恋ができますように。

AYAKA FUKANO(絵描き) 東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。 幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。 instagram: HP:ayahundred |
Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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