グート・オッガウ
【GUTOGGAU】

人を見た目で判断するのは良くないよって言われるけれど、見た目はやっぱり大事でしょ。
見た目は中身を映し出す、今日は顔でワインを選んでみませんか。
 
グート・オッガウ(オッガウ農場)は、オーストリアの銘醸地ブルゲンラント地方にある小さな村(オッガウ村)で、エドゥアルドとステファニーの夫婦が営むワイナリー。
目を引く顔のエチケットとそのユニークなワイン構成で、日本への初輸入以来瞬く間に人気者となりました。
 
エドゥアルドとステファニーは、自分たちのワインを親子三世代の家系図に見立て、その一人一人にストーリーを持たせました。そしてその個性はまさにワインの個性に通じています。
 
第一世代の祖母メヒティルトとその夫ベルトルディは、思慮深く優しく落ち着きのあるワイン。
第二世代の長男ヨシュアリとその妻ヴィルトルード、自由人の次男エメラムに、三男ティモテウスとその二番目の妻ヨゼフィーネの親世代は、しっかりとした骨格と複雑味を備えています。
第三世代、長男の子アタナジウスとその妹テオドラ、そして三男ティモテウスの最初の奥さんとの子ヴィニフレッド、、、、。子供世代のワイン達はフレッシュで活力に満ち溢れています。
 
まるで昔の昼ドラのように、それぞれのストーリーや出生を想像するのも楽しいグート・オッガウのワイン達。
彼らはそれぞれに個性的でありながら、どのワインにも本当に血のつながりを感じさせるような、一貫した芯の強さと純粋さが感じられます。
 
なかなか家族全員が一堂に会することはないけれど、誰に出会うかによって、家族の印象はだいぶ変わるかもね。
 
さて、あなたは誰がお好みですかね？
 

(左から、長男ヨシュアリ、三男ティモテウス、長男の子アタナジウス、妹のテオドラ。)
 
 
 

大石 寿也 渋谷桜丘のレストランCUJORL / ワインブティックBouteilleのディレクター。 毎日レストランのフロアに立ちつつ、ワインを通したコミニケーションや人の繋がりを求め、様々な企画やイベントを提案しています。 – CUJORL – Bouteille

●コーナー名『Wine makes woman woman』
”ワインは女性を美しくする”