ネッビオーロ 2016 / ルーク・ランバート 【Nebbiolo 2016 / Luke Lambert】

 
 
少しずつ街の空気も涼しさを増して、秋の気配が漂ってきました。
暑すぎる夏には、キンキンに冷えた白ワインしか飲みたくなかったけれど、秋の空気には、しっとりと品やかな赤ワインが似合うと思いませんか。
 
ルーク・ランバートは、オーストラリア、ヤラ・ヴァレーに居を構えるワイン生産者です。ワインをこよなく愛する両親の元に生まれた彼は、14歳の時には既に醸造家になることを決めていたそうです。
 
高校卒業後ヨーロッパへと渡り、度々フランスやイタリアのワイン産地を巡っていました。その時に出会ったのが、ネッビオーロ種から造られるイタリアの伝統的ワイン、バローロ。そこに運命のようなものを感じたとか。
 
彼が造り出すネッビオーロには、彼が魅せられた伝統的なバローロの姿がしっかりと感じられます。
静謐さの中に秘めた、芯のある強さと張りのある品やかさ。それは彼の人柄そのままです。
 
先日来日していた際にお店によってくれた彼は、ワインについて真摯に語ってくれました。そして、ただただワインが大好きな本当にナイスガイでした。
（しかも飲んだ翌朝には、律儀にお礼のメールまでくれるほど。。。）
 
秋の夜長に、月でも見ながらこんなワインが飲めたら、それはもうこの上ない幸せでしょうね。
 
よろしけれご一緒に。
 

 

大石 寿也 渋谷桜丘のレストランCUJORL / ワインブティックBouteilleのディレクター。 毎日レストランのフロアに立ちつつ、ワインを通したコミニケーションや人の繋がりを求め、様々な企画やイベントを提案しています。 – CUJORL – Bouteille

●コーナー名『Wine makes woman woman』
”ワインは女性を美しくする”