アパルトモン・アルシミスト・ル・スパ

ホテルニューオータニ本館ロビィ階。アーケードの一角に、パリの雰囲気を漂わせるサロンがある。仕事でたまたまホテルを訪れた人も、ちょっと足を止めて眺めてしまう店構え。足を踏み入れると、化粧品やキャンドル、ヘアアクセサリー、傘など、ときめくアイテムがセンスよく並べられている。
見とれていると「こんにちは」と明るい声をかけてくれたスタッフさん。「こちらに、日本ではなかなか手に入らない有名なコスメがあると伺って」と言うと、笑顔でテーブルに案内してくれた。おもむきのあるガラステーブルと、アンティーク調のモスグリーンのチェアが素敵。デパートのコスメカウンターとは一味違って、くつろげる空間だ。

ここ「アパルトモン・アルシミスト・ル・スパ」は昨年９月のオープン以来、有名人もお忍びで通うという人気のサロン。ブランド直営のスパ以外では５つ星以上のホテルなど限られた場でしか受けられない、エイジングケアの最高級ブランドVALMONT（ヴァルモン）や、日本ではまだ珍しいオーガニックブランドBIOSEA（ビオシー）を使ったスペシャルなトリートメントのためのスパが併設されている。美容マニアにとっても「ヴァルモン」は憧れのブランドの一つだろう。本来はスパ専用ブランドなのだが、なんとアルシミストでは購入が可能。店頭で試して買える、日本では唯一と言っていいほどの特別なお店なのだ。

スペシャルトリートメント（ VALMONT ／ BIOSEA ）は30分からメニューが用意されており、機械を一切使わずに贅沢にもオールハンドで施してくれる。腕や脚などパーツ別のオプションもあり、あなただけのメニューをカスタマイズしてくれるので、気になる箇所はセラピストさんにぜひぜひ相談を。
「全身全霊でお客様一人ひとりに心を込めて行っています」と語ってくれたセラピスト・株木さんの丹念なトリートメントを受けていると、肌だけでなく、気持ちにもぐんぐんパワーがチャージされていくような感覚。

うとうとするほどの至福を味わっているうちに、トリートメントが終了。まるで人工皮膚を一枚表面に貼り付けたような新しい肌に感激していると、もう一人のセラピスト・福田さんがハーブティーを淹れてくれた。ブルーマンというハーブティーだそうで、トリートメントを受けた人にふるまわれているのだ。香りを楽しみながら口に含み、ひとやすみ。このひとときを楽しみにしているお客さんも多いのだとか。確かに、友達のおうちにお呼ばれされたような居心地の良さ。ついつい長居してしまいそう！

アルシミストでは、アロマトリートメントやメイク、ヘアアレンジメントもオーダーできる。「ご家族やお友達同士でいらっしゃって、スパのあとは髪とメイクをキレイに整えてレストランやラウンジでご飲食を楽しまれる方もいらっしゃいます」（セラピスト・株木さん）。ホテル内にあるため、一人で思い切りリフレッシュしたいときや、ランチのついでに友達とゆっくり……など様々なシーンで活用したいもの。

編集長のひとこと
エステやトリートメントを受けるとき、自分の肌に触れるセラピストさんの
手のひらから思いが伝わってくることってありませんか？
アルシミストさんは、技術の高さや造詣・知識の深さもさすがプロなのですが
何気ない会話でリラックスさせてくれるような、気持ちのこもった接客や施術が素晴らしいのです。
私もヴァルモンを愛用している一人ですが、こちらではテクスチャーなどを確かめて購入できるのが嬉しいですね。

アルシミストで販売されているそのほかのグッズ
■VALMONT（ヴァルモン）・・・アンチエイジング！スイスのスキンケアブランド⇒詳細はこちら
■BIOSEA（ビオシー）・・・フランスのオーガニックスキンケアブランド⇒詳細はこちら
■WAKAO（ワカオ）・・・熟練の傘工房⇒詳細はこちら