なんて素敵にジャパネスク!モナコの夜を鮮やかに彩る 中村哲叡さんの個展オープニングPartyに潜入
post date:2014.10.16
今宵、編集長が訪れたのは、日本画家、中村哲叡さんによる、個展のオープニングパーティです。
ブラック地にヴィヴィッドな花柄が目を引くドレスは、先生の描く、妖艶であでやかな作品とも見事にマッチ!
会場には、フランスのみならず、日本からも多くのファンが駆けつけ、大盛況でした。
中村哲叡さんの描かれる日本画は、一瞬で見る者の心を捉える、あでやかな色彩が持ち味。
もともとは、西洋画、それもフレスコ画を専門とされていたそうなのですが、
日本画の“岩絵の具”の持つ、色鮮やかな美しさに引かれ、今のスタイルを目指されたのだそう。
はっと目を奪われる、赤や青に、ゴールドやシルバーが華を添える作品たちは、本当にきれい!
伝統美を表現しながらも、“侘び寂び”ではなく、あくまでも華やかな世界観は、
日本はもとより、パリでの創作にも力を入れてこられた、中村哲叡さんならではですね。
海外のファンが多いのも納得です。
2012年に参加されたイベント、日本の夏の風物詩である、金魚とアクアリム、さらにアートを融合させたという、
「ダイナースクラブ アートアクアリウム展2012 &ナイトアクアリウム」以来、創作モチーフとして描かれているのが、“金魚”です。
単純なフォルムに一心に向き合っていると、無限の創作意欲を掻き立てられるのだそう。
同時に開催されていたのが、草月流の華道家でもいらっしゃる、都築利晴さんによる作品の数々。
骨董好きでいらっしゃったご両親の影響で、幼い頃からコレクションされていたという、日本古来の布や、塗り、鎌倉木地などの
伝統技法を駆使した、何とも美しい装飾の箱たちが、中村哲叡さんの作品と、見事なコラボレーションを醸し出していました。
中村哲叡さん
Tetsuei Nakamura
http://tetsuei.com
デザイナー
都築利晴さん
Toshiharu Tsuzuki
http://www.atfr.jp/riseian
Nouvelle vague japonaise? ?du Japon à Monaco?
開催期間: 2014年 9月23日?10月7日
場所: Galerie Carré Doré Monaco
http://www.carredor-monaco-expo.com
5 rue Princesse Caroline 98000 Monaco.
+377 97 77 12 86
gallery@carredor-monaco.com
取材協力:Noriko Katayanagi-Bonafede
(撮影/カツヲ 取材・文/村田理江)
Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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