ザ・デュース・シラー ワラワラ・ヴァレー 2013 / グラマシー・セラーズ
【The Deuce Syrah Walla Walla Valley 2013 / Gramercy Cellars】

 
 
アメリカワインといえば？
 
 
といわれたら、きっと、カリフォルニア、ナパ・ヴァレー、カベルネ・ソーヴィニオンという人が多いでしょう。
 
 
樽の風味が強く、濃厚で力強い。それはそれでひとつのアメリカ。
 
 
そこで今回は別のアメリカ、西海岸最北にあるワシントン州のワインを。
 
 
グラマシー・セラーズ。
 
 
“グラマシー”、驚きや感謝の気持ちを表す古語。
 
 
その名前はニューヨークに唯一あるプライベート・パーク、グラマシー・パークに由来します。
 
 
オーナーでありワインメーカーのグレッグ・ハリントンは、アメリカのワイン業界では有名人。
 
 
難関と言われるマスター・ソムリエの資格を25歳で取得し、全米各地のトップレストランでソムリエ、ディレクターとして活躍し、ワイン監修をするレストランを全米最優秀レストランに導くなど、数多の輝かしいキャリアを持っています。
 
 
レストランビジネスで成功を収め、世界中のワインを知るそんな彼が、ワシントンのワイン産地ワラ・ワラに魅せられ、自分の新たな夢へと突き進む決意をするのに時間はかかりませんでした。
 
 
2004年に決意をし、住み慣れたニューヨークを離れ、奥様と二人ワシントンに移住し、2005年からグラマシー・セラーズはスタートしました。
 
 
いまや、名実ともにワシントンワインの未来を牽引する存在となり、全米はもとより、世界中をワインプロモーションやセミナーの為に飛び回る、多忙な日々をおくっているそうです。
 
 
プロモーションで来日した際にお会いした彼の印象は、ワインメーカーというよりは、一流のビジネスマンといった雰囲気。
 
 
でもその実は、好きなワインを見つけて飲みたいと喜ぶ、根っからのワインラヴァー。
 
 
夢を追いかけ、それを一つ一つ実現し、さらなる夢を追い求める。
彼の目はひたすら実直で、静かなる情熱に溢れています。
 
 
彼が惚れ込んだワラ・ワラの地、そして彼が飛び切りの情熱を注ぐシラー。
ワシントン・エレガンスと評される彼のワインをご賞味あれ。
 
 

 
 
 
 
 

大石 寿也 渋谷桜丘のレストランCUJORL / ワインブティックBouteilleのディレクター。 毎日レストランのフロアに立ちつつ、ワインを通したコミニケーションや人の繋がりを求め、様々な企画やイベントを提案しています。 – CUJORL – Bouteille

●コーナー名『Wine makes woman woman』
”ワインは女性を美しくする”