Nstyleをご覧の皆さん、
こんにちは。AYAKAです。
さて、コロナウイルスで世界中に混乱がまき起こる中、
日本でも多くの子どもたちが早めの春休みに入る、異例の事態となりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私の息子は現在小学6年生ですので、
本来であればこの3月に小学校を卒業予定でしたが、
いまだに卒業式がどうなるのか決定していないまま、
長いお休みに突入してしまいました。

人生には、生きていると様々なことが起こります。
人間の平均的な寿命がだいたい８０歳くらいだとすれば、
生まれてから死ぬまでの間に、それぞれが本当に様々な経験をすると思います。

実際に自分の身に起こることや、自分が携わる環境の中で起こること、
近しい人に起こること、そして国や世界で起こること。
今回のウイルスがもたらした影響も、まだもしかしたら半分ほどしか
見えていないのかもしれませんが、肉体的にも、精神的にも、
世界中のバランスを崩す、相当なものだと思います。
どうか、1日でも早く、世界中の不安が消えますように。

さて、今回の件で日本の中で起こる混乱について、
私の意見を少し書かせてもらおうと思います。
人間、そんなに強いものではありませんので、何かが起こると、
起こった事案に対してのそれぞれの警戒レベルも、不安レベルも当然違います。
自分を守ることももちろんですが、守るべき対象が他に存在すれば、その気持ちも人一倍かもしれません。

そんな私たち人間が共存する地球。
不安な気持ちが大きくなると、どうしても思いやりという大事な気持ちがいつもよりも小さくなってしまいがちです。
それよりも大きくなる気持ちが他にあるのと、起きている事に対して免疫がないほど不安な気持ちが勝ってしまいますもんね。

ただ、情報が錯乱する現代社会の中で、私たちが常に心がけなくてはいけないのは、
なるべく冷静にその情報の正確性を判断しようとすること。
そしてパニックにならないように、助け合うこと。
マスクに始まり、トイレットペーパーやティッシュペーパーの買い占めから、
その商品を高額で転売するという人の行為には、いささか目を疑ってしまうこともあります。
ただ、不安な気持ちで買い占めるというのは、震災の時もそうでしたが、
パニックになっている状態なので全てが悪いことだとは全く思いません。
でも、このご時世、そんな人の姿をカメラに収め、あろうことかその姿をネット上に
拡散する人がいるというのは、同じ人間として悲しくなってしまいます。

必死な時は、誰にでもあることです。そんな時はそばにいる人が教えてあげたり、
一緒に考えてあげたり。全く関係のない赤の他人がネットに拡散したところで、
言葉も気持ちも聞こえない、ネット上で見たその姿は”悪”にしか映らないこともあります。
そういった意味での、思いやり。この期間にとっても考えてしまいました。

それとは別に、今学校に行くことができない子どもたちの為に、
ネット上で授業を配信してくれている企業さんもあるようです。
卒業式ができなくなってしまった子どもたちの為に、卒業式をどうにかしてあげたいと、
違う形で動いてくれている方々もたくさんいらっしゃいますね。
そのような姿を見ると、あぁネット社会ってとってもすごいなぁ、
素晴らしいなぁとも思います。

こんな時だからこそ、まずは近くにいる人から助け合い、支え合い、
思いやりの気持ちを持って、この混乱と向き合うことが、綺麗事のようですが、
実は一番大切なことだと、私は思います。
一緒に向き合って、一緒に打ち勝って、学んで、成長して。
一人の人間と同じように、国全体でみんなで素晴らしい未来の姿に成長できたらな、と思います。

今はお仕事されている方も、ご家庭で子どもたちとみっちり過ごされている親御さんも、
普段の生活が送れない子どもたちも。みんなが大変な時期ですが、一緒に乗り越えていきましょうね！

愛を込めて。
AYAKA FUKANO

AYAKA FUKANO(絵描き)   東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。 幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。 instagram:ayahundred   HP:http://ayakafukano.com