Nstyleをご覧のみなさま
こんにちは。
バタバタとした日々を過ごしていたら、
もう12月に突入していました。
あら、もう年末へのカウントダウン。
みなさんの一年はどんな一年でしたか？

さて、11月の29・30にTRUNK(HOTEL）さんで数年ぶりの展示をさせていただきました。
いつも定期的に展示をやりたいと思っているのですが、
なかなか自分の制作時間をうまく作れず、やっとやっと、
表現したかったことを形にして発表ができたと思っています。
自分の中では85点！
（展示ではいつも満点は取れないんです、必ずこうしておけば！ってことが見つかるから。）

私は昔から、勉強がとっても嫌いなこどもでした。
何をやっても一回でよくできました！なんてことは一度もなく、
授業参観では先生が隣でべったりくっついて授業が進められるほど、
どちらかといえば周りの足を引っ張るような子でした。

そんな私が一つだけ、先生に褒められたことがあります。
それは、国語の授業で読んでいた物語の、主人公の気持ちを代弁した時のこと。
想像でしかないのですが、私の想像だけは、いつもお餅のように急に膨らむのです。
すると、その当時の先生が、私に思いっきりこう言ってくれたのです。
いいじゃん！すごいじゃん！その想像とっても面白いじゃん！先生わくわくしちゃう！って。

初めて自分に自信を持てた瞬間でした。
苦手なことが沢山あっても、もしかしたら自分には
得意なこともあるのかもしれないって、心が踊り出しました。
そこから何年だろう、きっともう25年くらいかな。
今私が自分の言葉を世の中に発信していること自体、
自分では奇跡のようなことだと思っています。
そして同時に、あの時、先生が思いっきり褒めてくれたこと。
あの瞬間が私に大きなパワーをくれたのだと信じています。

そんな風にこどもたちの将来に繋ぐパワーになれたら。

元気になれたら。優しさになれたら。愛情になれたら。
もちろん大人の方にはおこがましくて、偉そうには言えませんが、
誰かに寄り添うことができたら。
それが、私が今アーティストをやらせてもらっている一番の目的なのです。

だから今回、沢山の方に足を運んでもらって、笑顔で見てもらって、
地方で来られない方々からも励ましの連絡や行きたかったですって連絡をいただいて、
私は泣きそうなくらい嬉しかったです。本当にありがとうございました。

こんな私でよければ、これからも自分の人生で培った、
ダメな私でも学んできた、出会ってきた素晴らしい事柄を、
沢山共有できたらと思っています。

一緒に、泣いたり笑ったり。
人生に感謝できるような、小さな幸せを紡いでいけたらと思います。

愛を込めて,
AYAKA FUKANO

AYAKA FUKANO(絵描き)   東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。 幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。 instagram:ayahundred   HP:http://ayakafukano.com