【連載:chez Nicole(シェ・ニコール)】vol/63-こころの元旦に思う事
post date:2019.12.02
だいぶ久方ぶりになってしまったこの更新。
みなさま、ご無沙汰しております、、!
記事を書くネタはあれやこれやと潤沢にあったのですが、
1日の中のエネルギー配分が苦手な私は
花にふれている日中に全エネルギーを注いでしまい、
花仕事が終わったあとは頭がすっからかんで、脳内に言葉が残っていない…という状況が続いておりました。
ここ最近は、少しずつ余裕を取り戻し、頭の中にようやくアウトプットの源泉が復活してきました♪
さて。
「12月」は、私が6年前に渡仏した月。
このNstyleのコラムでも12月になると私にとっての「新年」として色々な想いを綴ってきました。
★去年のはこちら。
★遡ること2016年の記事はこちらからどうぞ。
日本で花活動を始めて5年目の今年一年間は、濃厚すぎる日々が続きました。
周りの方々のおかげで活動の幅が広がったり、身を置く場所もパワーアップしたり沢山の変化がありました。
「花屋です」と名乗ることは自由ですが、実態をもたせてくれたのは他でもなく周りの方々のおかげです。
日々、感謝はつきません。ほんとに。
基本的に能天気かつ楽観的な私ですが、
時には、凹んだり、やり場のない切なさを抱えたり、困り果てたりすることもありました。
歯を食いしばって立ち上がって走らなければならない時、
もともとが能天気すぎて「食いしばる歯」すら行方不明になっていて途方にくれ、
どうしたら良いのやら分からず、くるくる、うろうろ、そして呆然と立ちすくんだ時もあった。
だけど、そういう出来事が起こって実は安心した部分もある。
(もちろん、毎日ハッピーハッピーに笑って過ごせたらいいんだけど)
そんな出来事があるから、次はこうしよう。と本腰で動けたりするのも事実。
何事も経験!とおばあちゃんになった時に笑いのネタとして披露できるようになればいいな。
知らず識らずのうちに、ネガティブな状況、感情を持った時の自分の性格がどんな風だったかを忘れていたとハッとした。
実にややこしい感情と思考が渦巻いて、自分で自分がなんて厄介なやつなんだ!とかなりうんざりした。
でも、みんな誰しもがそんな時もあるわけで。
誰かのそれを寸分の狂いなく理解・共感はできないけど
心の痛みを大人になってから得ると、もしも大切な人たちが弱っていた時には、
今までより増し増しの愛でそばにいてあげられるような気がしている。
私が憧れるかっこよくて、強くて、何よりやわらかい女性たちは
もっともっと色々な経験をしてきたのだろう。
会社員時代に出会った大好きな先輩から教わったのは、
「経験と年齢を積み重ねても常に視野は広く、決して傲慢にならず、柔軟な心と思考を持った女性であること」という教訓。
今年出会った沢山の喜び、楽しさ、嬉しさ、感謝は心の豊かさの為のとびきりの栄養に。
今年出会った心のチクチクたちは、柔らかい心でいるための良い刺激として。
ん。
最近、美肌を目指して通っているハーブピーリングも施術後はチクチクするけど時間が経つと毛穴がキュッと小さくなって、お肌がふっくら柔らかくなっている。
心もこれと一緒や!(単純)
新年を迎えたらまた1歳年齢を重ねる。
自分で勝手に決めていた「自分」を再度見つめ直して再構築しながらかっこいい先輩たちの背を追っていこうと思います。
フラワーデザイナー 秋貞 美際 / migiwa AKISADA IT企業で勤めた後、花修行のためパリへ渡る。現在は、フリーランスにてギフトフラワー・装花・ワークッショプの開催などを行う。 HP:http://migiwao.com IG:jardin_de_muguet |
Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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