【連載:chez Nicole(シェ・ニコール)】vol/55-愛するミモちゃん
post date:2019.01.23
いったいぜんたい、この愛らしすぎるふわふわはどうしたものか。
ひよこのようにころころ、ふわふわとしたミモザ。
このふわっふわを沢山束ねて、そこにわさっと顔をうずめてしまいたい。
…残念ながら、私はミモザの花粉に反応してしまうため
そんな事をした日には、おいわさんの様に目がはれ上がる事でしょう。涙
でも、花粉に懲りずに2月はミモザブーケのワークショップも開催するので
今年も沢山のミモザを市場から連れて帰ってくるつもりです♪
※初めてミモザを飾られる方は、アレルギーにご注意くださいね。
突然、目・喉がかゆい、くしゃみが出るなどの症状がでた場合は、
置き場所を変える、飾るのをやめるなど早めにご対応下さい。
日本でも数年前から一気に世の中に浸透して、人気者になったミモザ。
ミモザを飾った事がある人も増えているようで、
ミモザを手にした人の多くは
「わー!もうミモザの季節かぁ!」と口々にし、
「去年のミモザの時はこんな事があって」と続け、
不思議なことに一年前の出来事をお話してくださいます。
こんなにお花と紐づいて思い出話しをしてくださる方がいる事に毎回驚きながら、なんか素敵だなぁとにやけております。
我が夫も出会った当初は、お花に縁遠く、ほぼ無関心でしたが、
私の横で花に出会うたびに、名前を知っている花もうんと増えて、
たまに前の時期のこの花はこうだったと話してくれたりします。
まさか、夫が花の名前を記憶していたり、
エピソードを持つ様になるだなんて想像していなかったので、
そんな日には、子供が新しい言葉を覚えてしゃべった時の成長の喜ばしさを感じます。
といっても、子供を育てた事はまだありませんが。笑
出会って7年くらい経つ夫ですが、
よく知っている「人間」でありながらも、
誰しも程度は違えど日々進化・変化しながら時を重ねていっているわけで、
どこまでいっても良い意味で他人だなとつくづく思います。
独身時代から70代の人生の大先輩が
「何年連れ添った夫婦でも言わなきゃわからない。
伝えもせずに何で理解してくれないの?
と言うのは気持ちはわかるが仕方ない、
言語をもった人間なのだからきちんと伝えないとはじまらない」
と、よく仰っていました。
この教えを忘れずに、ちゃんとお互いの自分というデバイスの「OS」は
最近どのようなバージョンアップがあったのか、
どんな仕様変更があったのかを理解しながら過ごしていきたいなと思う今日この頃です。
今年もミモちゃんは、どんな思い出ができるかしら。
フラワーデザイナー 太田 美際 / migiwa OTA IT企業で勤めた後、花修行のためパリへ渡る。現在は、フリーランスにてギフトフラワー・装花・ワークッショプの開催などを行う。 HP:http://migiwao.com IG:jardin_de_muguet |
Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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