【連載:chez Nicole(シェ・ニコール)】vol/50-朝陽で目覚める
post date:2018.10.18
先日、出張で訪れた淡路島の朝。
あまりのまぶしさに目を覚ますと
カーテンを閉め忘れた窓から部屋いっぱいに朝陽がはいって部屋がオレンジ!
隅々までオレンジ一色に染まっていました。
夕日なの?って思うくらいのオレンジ色の太陽が
少しづつ地平線から離れていって、
ベランダからの目線と同じ高さに追いつかれた時の眩しさはすごかった。
太陽を全身にあびて、そのまま近所の銭湯まで海沿いを通って向かいました。
いつもはあっという間の朝だけど、実はこんなに表情豊かな時間だったのね。
なんて贅沢な朝だ。
自分時間をたっぷり過ごしてもまだ8:00am。
心に余裕ができた瞬間に、なぜか潔さまで湧いてきて
頭の中に散らかった、あれやこれやを一掃してしまえ!と、
考えてもしかたないモヤモヤ達は強制消去してきました。
淡路島で出会った人達は、自分の心地よい暮らし方を知っている方ばかり。
中国語で「師匠」という意味の名前をもつ毛並みの良い彼も
鹿肉の骨を片手に眺めも日当たりもベストな場所で
気持ち良さそうに昼寝をしていました。
師匠の背中からは
「俺はこういう自分の心地がいい時間を知ってんねん。お前さんは?」
と聞こえてきそうでした。
みんな、頭と心と体がちゃんと一つになって生きている感じ。
留学中にフランスで暮らす人たちにも感じたものと同じだった。
海外はいいなぁーと思っていたけども、
自分が知っている暮らしの範囲がとても小さかっただけで
日本にもたくさんの素晴らしい景色とあたたかさと
それぞれの時間が流れている。
お恥ずかしながら、30歳を過ぎてからようやく日本国内に興味が湧いて
海外ももちろん好きだけど、今は、国内に行きたい場所がありすぎて、わくわくしている。
いきなり普段の生活を変えることはできないけど、
たまにはリセットの時間をもつことは大切だな。
日本探検というリフレッシュ方法が見つかった秋の始まりでした。
フラワーデザイナー 太田 美際 / migiwa OTA IT企業で勤めた後、花修行のためパリへ渡る。現在は、フリーランスにてギフトフラワー・装花・ワークッショプの開催などを行う。 HP:http://migiwao.com IG:jardin_de_muguet |
Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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