【連載:chez Nicole(シェ・ニコール)】vol.3 外出が多い週の花事情
post date:2016.10.12
手帳を見て「あれ?今週こんなに外出しっぱなしの予定だっけ?」と、
これから始まるスケジュールに月曜日からぞっとしてしまう時がたまにあります…
でも、だからこそ、家に帰ってきた時に「ほっ」とする空間をつくっておきたいなぁと思います。
まだ余裕のある時は、見た目がかわいい花とグリーンを活けます。
水差しは、注ぎ口の部分に茎を沿わせれば簡単に花を安定させられるので
使い勝手のよさも気に入ってます。
とはいえ、たった数枚の落ちた花びらの片付けすら「勘弁してください」と
思うほど、ヘロヘロな時もある。
基本的に面倒くさがりの私は、そうなったら何をするにも最初の1歩がまぁでない。
そんなテンションになりそうなスケジュールの時は、枝を飾ります。
これは、ドウダンツツジ。
なんとも、偉い子で環境が合えば何週間も一緒に過ごしてくれます。
もちろん、乾燥したらぱらぱらぱらーーっと葉が落ちてしまうので、
枝が水を吸いやすいように前回のコラムにあった鈴バラと同じ様に
枝に一文字(十文字)に切り込みをいれてから花瓶にいれてあげましょう。
ちなみに、存分に楽しんでいよいよおしまいにする時
わたしは、乾燥した葉が床にぱらぱらぱらーーっと落ちない様に、
上からビニール袋をかぶせてから処分します。
こちらは、レースフラワーシード。
お花を飾るときに「正解」はなく、
心地よいと思うしつらえ方をすることが最も大切だと思っています。
この写真のように大きさが異なるものを飾るとき、
わたしは、小ぶりなものを一番高い位置、その下に中くらいのものを寄り添わせて
さらに少し低い位置に大きなサイズのものというバランスで活けます。
全て同じ高さに切り揃えるのではなく、それぞれの個性が見える活け方のほうが動きがあって好きなのです。
花も人と同じできれいな水しか飲まないので、水換えはとても重要。
わかってはいるけど、慌ただしいときはやはり億劫に思ってしまいます。。
けれど、忙しい時ほど花瓶の水換えをするだけで、
さも偉業を成し遂げたような達成感に包まれるのは私だけでしょうか。
「こんなバタバタしているのに、ちゃんと水を換えられた!えらいぞ、わたし!」
という具合に、とてもとても些細な事ですが、自分を褒めてあげたくなります(笑)
そして、それが家事や掃除をはじめるスイッチになることも多いです。
忙しい時は、あえて水換えをしやすい洗面所やキッチンの横などに
簡単な飾り方をして小さな達成感で気分転換をしつつ、
かわいい花たちに癒されてみてはいかがでしょうか。
心地の良い花のある暮らしをお楽しみください☆
フラワーデザイナー 太田 美際 / migiwa OTA IT企業で勤めた後、花修行のためパリへ渡る。現在は、フリーランスにてギフトフラワー・装花・ワークッショプの開催などを行う。 HP:http://migiwao.com IG:jardin_de_muguet |
Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
メディア掲載情報はこちら
大人の女子力アップを応援するNstyle [エヌスタイル] は、「ファッション」「ライフスタイル」「美容」「旅行」などの情報を、魅力的な自分スタイル作りを目指す皆様にお届けするWebマガジンです。
各専門分野で活躍中のコラムニストによるコラムの連載や、主宰者でありスタイルプロデューサーでもある廣瀬規子が直接体験、経験した生の情報を写真と共に提供していきます。
少しでも皆様の魅力的な自分のスタイルを作るきっかけになれば幸いです。